ごみ箱ではありません!自販機隣 あの「ボックス」の窮状 | 毎日新聞

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ごみ箱ではありません!自販機隣 あの「ボックス」の窮状 | 毎日新聞
自動販売機の隣に設置されたリサイクルボックス。レジ袋で一部の投入口がふさがれ、周囲にはペットボトルや空き缶が散乱していた=東京都千代田区で2022年9月17日午後1時23分、鈴木理之撮影  清涼飲料の自動販売機隣の箱に飲料容器以外のごみを放り込んだことはないだろうか。自販機併設の箱は、使用済みペットボトルなどを回収し再資源化するための「リサイクルボックス」。ところが、箱の目的が周知されず、容器のリサイクルにも影響が出ている。  「ペットボトルや缶以外のごみが多く捨てられ、リサイクルボックスの周りにごみが山積みになっていることもある。ごみ捨て場と思われているならやるせない」。東京都豊島区で1月初旬、大手飲料メーカーの自販機にペットボトルの補充をしていた男性作業員は嘆いた。  清涼飲料メーカーでつくる「全国清涼飲料連合会(全清飲)」によると、国内に設置される清涼飲料用の自販機は約200万台に上り、原則として1台につきリサイクルボックスが一つ置かれている。販売したペットボトル、缶、ビンの空き容器を入れてもらうのが本来の目的だ。  自販機が国内で初めて導入されたのは1962年。そのころはキャップがあるペットボトル入り飲料などは商品化されておらず、開封したらその場で飲みきる必要がある缶とビンの容器が主流。空き缶や空きビンのポイ捨てが社会問題化した。  空き容器の散乱を防ぐため、飲料メーカー各社は80年代以降、業界の自主ルールとしてリサイクルボックス設置を進めた。空き容器の回収を担うのは飲料メーカーの関連会社など自販機設置事業者で、飲料の補充作業と一緒に空き容器を収集している。回収した空き容器は民間の産廃処理業者に引き取られ、多くはリサイクルされている。  また、プラスチックごみによる海洋汚染の深刻化を受け、全清飲は2018年に「30年までに廃ペットボトルを100%有効利用する」ことを表明。廃ペットボトルから新しいボトルをつくる「ボトルtoボトル(BtoB)」の主流化に力を入れる。リサイクルボックスはBtoB推進に欠かせない廃ペットボトル回収の重要ルートであるはずだ。  ところが、リサイクルボックスが有効利用されているとは言えないのが実態だ。  公園などの公共の場に設置されるごみ…

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