どうする家康 PV会場に長蛇の列

NHK大河ドラマ「どうする家康」イベントのチケットを手に笑顔を見せる当選者＝愛知県・岡崎市民会館で2023年1月8日、兵藤公治撮影 　8日から放送が始まるNHK大河ドラマ「どうする家康」。この日は戦国武将の徳川家康を演じる人気グループ・嵐の松本潤さんら出演者が家康の生誕地、愛知県岡崎市を訪れ、一般参加者と初回放送を視聴するパブリックビューイング（PV）やトークイベントが開かれる。会場には午後4時の開場前から多くの人が詰めかけた。 【会場に並ぶ人たちの長蛇の列】 　市が主催するイベントは岡崎市民会館で開催。一般参加者の募集には定員900人に対し、北海道から沖縄県まで全国17万6593人が応募し、倍率は約196倍に上った。 　イベントには松本さんをはじめ、家康の正室・瀬名を演じる有村架純さん、家康の家臣・本多忠勝役の山田裕貴さんらが参加する。 　先頭に並んだ岡崎市の美容師、田中はるなさん（46）と長女の小春さん（20）は「松本さんも好きですが、有村さんを見たくて応募しました。抽選に当たり、本当にうれしい」と開場が待ちきれない様子。静岡市から来た法月美幸さん（55）と長男の勇人さん（20）は「知人からうらやましがられた。その人たちの分まで楽しみます」と笑顔を見せた。 　一方で、応募に落選した人の姿も。市内に住む60代の女性は「遠くからでもいいので一目見たい」と話し、中学2年の女子生徒は「きょうは松潤と同じ空気を感じられればいい。でも見たいので、粘ります」と話した。 　会場周辺では混乱を避けるため、警察官らが警備に当たり、市民会館へ続く市道の規制が実施された。【渡辺隆文、川瀬慎一朗】