イチロー氏登場 高校生「がち?」

SEOを使わない爆速アクセスアップ術

イチロー氏登場 高校生「がち?」
部員に打撃を披露するイチローさん=12月4日、静岡県富士市の県立富士高校(代表撮影)  マリナーズで会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏(49)が静岡・富士高で選手指導を行った。3日から訪問し、2日間指導した。イチロー氏が高校生を指導するのは、20年の智弁和歌山、21年の国学院久我山、千葉明徳、高松商、今年の都新宿に続き6校目。 【写真】練習後、部員と記念写真に納まるイチローさん  富士高は文武両道の進学校で、野球部は部員が2年生9人、1年生10人。平日は午後4時ごろまで授業があり、下校は午後8時と決まっているため、実質練習に充てられるのは2時間半ほどだ。今年4月に稲木監督が就任後、地域への野球普及活動も積極的に行い、6月、10月と保育園児相手に活動。3日も、イチロー氏登場前に1時間ほど普及活動を行い、小1から小4の子ども約20人に生徒が投げ方、打ち方などを手取り足取り教えていた。  部員には事前に知らされず、練習前に富士高を訪れたイチロー氏はグラウンドから見える部屋から部員にばれないようカーテン越しに野球教室の様子を見守った。  その後、練習前のミーティング中にイチロー氏が登場。サプライズに部員は「え!」や「がち?」などと声を挙げてびっくり。戸惑いながらも大喜びで、円陣の中に入ったイチロー氏が「ははっ!想像、してなかったよね?」と笑み。生徒の一人が「ものまねの人ですか?」と冗談交じりに言うと「違うわ」と返し、なごやかな空気が広がった。  富士山を臨むグラウンドで、イチロー氏は「みんなに(臨時指導を)リクエストされたわけでも、監督さんからリクエストされたわけでもない。地域の子どもたちに野球振興、普及活動を熱心に取り組んでいる。みんなは勉強もすごく頑張っている。すごく、期待されているんだってね。みんな、社会人のころリーダーとなって、どんな世界に進むか分からないけど、リーダーとなって地域に還元する目標があると聞いてきました。一緒に野球をやってみようかな、とそんな感じです。何ができるか分からないけど、一緒にやってみましょう。遠慮なく疑問があったら話を聞きに来て下さい」と語りかけて、練習がスタートした。  ノックではイチロー氏も加わり、いい返球をした生徒には「ナイスボール」「いいよ」、球をはじいた生徒には「怖がらないで、そのまま」と声をかけた。イチロー氏が一度打球をそらすと、ノッカー役の監督に声かけを促された生徒が「イチロー選手、しっかり」と恐縮しながら励ます場面も。イチロー氏は笑いながら「すみません。次、(もう一回)行かして下さい」と“おかわり”した。  その後、生徒からは「盗塁時の意識」「内側の球を逆方向に打つためには?」などと質問が飛び、一つ一つにイチロー氏なりの経験則から導いた助言をおくった。  指導初日の最後の練習ではベースランニングで、主将とイチロー氏が本数をめぐってじゃんけん。主将が勝てば5本、イチロー氏が勝てば10本で、主将が勝利。思わず喜ぶ生徒たちにイチロー氏が「おめでとうございます」と声をかけるなど、ほほえましいやりとりもあった。  ▽イチロー氏のこれまでの高校指導  ☆20年12月2~4日 智弁和歌山 高校球児を初指導。フリー打撃では自らバットを握って19本の柵越えを披露。日本ハムからドラフト4位の細川、広島から同4位の小林も参加。  ☆21年11月28、29日 国学院久我山  同年1月に当時の2年生部員全員から届いた手紙に心を突き動かされた。走塁の打球判断では「跳びながらリードを取ることはしない方がいい」と助言。  ☆21年12月2、3日 千葉明徳  甲子園出場経験がなく、過去最高の「8強」の壁を越えたいとの同校理事長の熱い思いが届いた。一塁から二塁に向かって2本の白線をまっすぐ引き「一歩目の切り方」を伝授。  ☆同年12月11、12日 高松商  同年夏の甲子園3回戦で智弁和歌山に敗戦直後、長尾健司監督が「うちにもイチローさん、来てほしいですね」と語ったことがきっかけ。今秋に巨人からドラフト1位指名を受けた当時2年で主将の浅野がキャッチボール相手を務めた。  ☆22年11月26、27日 都新宿  難関大学合格者を多数出す進学校。小学生を対象とした地域での野球普及活動にも熱心に取り組んでおり、イチローさん自身の意思で足を運んだ。実演しながら打撃練習で指導し、外野ノックでともに汗を流した。2日目は外野へ向かってのフリー打撃で105スイング。内野ノックを170球浴びせ、走塁練習で締めた。

SEOを使わない爆速アクセスアップ術

[紹介元] Yahoo!ニュース・トピックス - 主要 イチロー氏登場 高校生「がち?」