ウィリス氏認知症 前頭側頭型とは

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ウィリス氏認知症 前頭側頭型とは
前頭側頭型認知症になった妻(右)とその夫。外を歩くときはいつも手をつなぐ  米俳優のブルース・ウィリスさん(67)が前頭側頭型認知症と診断された。家族が明らかにしたという。どんな病気なのか。診断や治療の現状は。Q&Aでまとめた。 【写真】「もしかしたら、前頭葉が萎縮するタイプの認知症じゃない?」同じ言動を繰り返す妻  Q どんな病気なのか。  A 前頭側頭型認知症は、脳の前方部にある前頭葉などが正常に機能しなくなり、日常生活に支障が出る状態をいう。  前頭葉は、本能的な衝動を抑え理性的な行動をする▽人の気持ちを推し量る▽物事を計画的に進める▽物事に興味や関心をもち続ける――などの働きを持つ。  行動異常型の前頭側頭型認知症では、こうした機能が低下し、人格が変わったり行動面で問題が出てきたりする。  Q 診断や治療の現状は。  A 国際的な基準では、礼儀やマナーを欠いた脱抑制行動▽共感や感情移入ができない▽同じ行動を繰り返す常同行動▽食事嗜好(しこう)の変化――など6項目のうち3項目以上に当てはまると診断される。  うつや発達障害、まれな神経の病気などでないことも確認せねばならず、専門医でないと診断をつけるのは難しい。治療薬など治療法は確立されておらず、進行は止められない。ただ、保たれている機能は多くある。記憶障害はあまりなく道に迷うことも少ない。妄想や幻覚も少ない。  Q 高齢者に多い病気なのか。  A この病気に詳しい国内の医師によると、65歳未満で発症する割合が高く75歳以上ではまれ。「若いのに認知症などありえない」「意欲の低下はストレスのせい」といった思い込みから受診が遅れることも多いという。  それまでなかった自分本位の行動や同じパターンの行動に固執する常同行動がみられたら、かかりつけ医に相談するなどして認知症専門医を受診するとよいという。 朝日新聞社

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[紹介元] Yahoo!ニュース・トピックス - 科学 ウィリス氏認知症 前頭側頭型とは