北朝鮮 元日に異例のミサイル発射

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北朝鮮 元日に異例のミサイル発射
2022年12月30日に行われた朝鮮労働党政治局会議に出席した金正恩総書記。朝鮮中央通信が31日に配信した=朝鮮通信  1日午前2時50分ごろ、北朝鮮・平壌の龍城(リョンソン)付近から日本海に向けて短距離弾道ミサイル1発が発射された。米韓は飛行距離を約400キロと探知している。韓国軍合同参謀本部が発表した。 【顔写真】北朝鮮で「スパイ」になった韓国系米国人の男性  1月1日の発射は極めて異例で、米韓などは北朝鮮が昨年以上に軍事的行動を活発化させる可能性もあるとみて警戒している。  北朝鮮は昨年12月31日にも、平壌近郊の黄海北道中和郡(ファンヘプクトチュンファグン)付近から日本海へ3発の短距離弾道ミサイルを発射しており、年末年始に2日続けての発射となった。昨年中の発射は約70発に及んだ。  朝鮮中央通信は1日、前日の12月31日に3発を発射したことを報じ、軍需経済を担う第2経済委員会が超大型放射砲(ロケット砲)の性能を検証するために実施した新兵器と伝えた。3発は、目標とした日本海の島に「正確に命中し、武装装備の戦闘的性能が誇示された」と強調した。金正恩(キムジョンウン)総書記は12月31日の演説で、超大型放射砲について「3年前、世界が想像すらできなかった武器が誕生した」と言及。昨年10月下旬から「実戦配備される600ミリ多連装放射砲を増産した」と述べたという。  また、1日未明にも、人民軍西部地区の長距離砲兵区分隊が、超大型放射砲1発を日本海に向けて発射したと伝えた。いずれも日米韓が探知したミサイルを指すとみられる。  同通信によると、北朝鮮では12月26日から31日にかけて朝鮮労働党の重要な政策を決める中央委員会総会が開かれ、金総書記が23年度の「核武力及び国防発展の変革的戦略」を示した。核兵器の量産のほか、できるだけ早い時期に北朝鮮で初めて、「軍事衛星を打ち上げる」との目標が設定されたという。  同通信は1日、前日に平壌で新年を祝う宴会が開かれ、その会合に出席した金総書記が、軍事的技術の向上に貢献した軍需部門の功労者を「主賓と呼び、大きな温情を施した」とも報道した。 ■日本のEEZ外に落下  北朝鮮が1日に発射した弾道ミサイルについて、防衛省は1日、北朝鮮西岸付近から東方向へ発射され、日本の排他的経済水域(EEZ)の外側に落下したと推定される、と発表した。  防衛省によると、北朝鮮が日本海へ弾道ミサイル1発を発射したのは、1日午前2時50分ごろだった。ミサイルの最高高度は約100キロ、飛距離は約350キロ。航空機や船舶への被害の情報は入っていない。  浜田靖一防衛相は記者団に「北朝鮮による一連の行動は、我が国、地域及び国際社会の平和と安全を脅かすもので、断じて容認できない」と非難した。日本政府として、北京の大使館ルートを通じて北朝鮮に厳重に抗議したと明かした。(ソウル=鈴木拓也) 朝日新聞社

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