子のアレルギー 入学前に相談を

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子のアレルギー 入学前に相談を
食物アレルギーの主な症状と出現の状況  新年度が近づき、小学校への入学を控える新1年生の保護者向けに、就学前の説明会が各地で開かれている。給食が本格的に始まることから、食物アレルギーのある子どもへの対応も大事な課題だ。この時期、子どものアレルギーに関して、保護者は学校側に何を伝え、どのようなことに気をつけて準備したらいいのだろう。 【写真】給食のアレルギー事故で亡くなった女の子が書いた詩「ちょっと ちがう」に、共感が広がっている  文部科学省の調査では、食物アレルギーがある小中高校生は、2013年に約40万8千人(4・5%)。専門家は増加傾向にあるとみる。  食物アレルギーのある子の給食には、アレルギーの原因食材を除いた「除去食」を提供する学校が大半だ。入学してくる子どもの状況を詳しく把握するため、毎年1、2月ごろに「アレルギー面談」の場を設ける学校が多い。  東京都調布市では2012年12月、乳製品にアレルギーのあった小学5年生の女の子が、給食でチーズ入りのチヂミを誤って提供され、アナフィラキシーショックで亡くなる事故があった。 ■就学前の「アレルギー面談」 保護者ができる準備  就学前に保護者ができることについて、調布市の事故で再発防止検討委員も務めた「調布食物アレルギー親の会」代表の浜田賀津子さん(47)に聞いた。  ポイントは主に五つあるという。 (1)子どもの最新の状態を把握して伝える  最新のアレルギーの「負荷試験」の結果などデータがある場合は、除去の根拠を学校側に説明できるようにしておくとわかりやすい。負荷試験をしていない場合には、誤食をしてしまったときの症状を説明したり、幼稚園や保育園でのエピソードなどを伝えたりする。 (2)食物アレルギー対応のガイドラインを把握する  学校はガイドラインに沿って様々な話し合いを進めることが多いため、事前に目を通しておく。 (3)伝えたいことを紙にまとめておく  多くの先生や栄養士が集まる話し合いの場で、伝え漏れがないように確認しながら話すとよい。 (4)給食以外のことも忘れずに確認する  例えば、運動後にアレルギー症状が誘発されやすい子どもの場合、校庭に出ると先生の目が届きづらいため、給食後の昼休みの過ごし方も大切になる。また、生活や理科の授業でも食べ物を扱うときがあり、食べなければOKなのか、触るだけでもNGなのかや家庭への連絡の方法についても確認しておく。 (5)先輩の保護者に経験談を聞く  学校との話し合いは緊張する場合もある。経験者の話を聞いておくだけでも心の準備ができる。  浜田さんは、食物アレルギーのある子の保護者に対し、「学校とのやりとりは、最初の話し合いだけですべてが終わることはない。こつこつと時間をかけて、家庭と学校が気軽に連絡を取り合える関係になるのが理想」とアドバイスする。  そのうえで、「つらい思いをしたり疲れたりしたときは、先輩の親御さんに話を聞いてもらうなど、ストレスをためずに乗り越えてほしい」とエールを送る。 朝日新聞社

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