手袋していても なぜしもやけ発症

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手袋していても なぜしもやけ発症
しもやけで赤く腫れ上がった指先(写真はイメージ)【写真:写真AC】  10年に1度の強烈な寒波が襲来した今冬。2月は引き続き寒気に注意が必要で、激しい寒暖差が予想されています。そこで気をつけたい病気のひとつが「しもやけ」です。水道橋ひふ科クリニック院長で皮膚科医の神島輪先生によると、寒暖差が激しい最近は受診者が増えているそう。しもやけというと子どものイメージですが、大人も例外ではありません。しもやけを発症するメカニズムや注意点を、神島先生が解説します。 【画像】しもやけになるのはなぜ? 温度差で血流が悪くなるメカニズム  ◇ ◇ ◇ 手袋や靴を身に着けていてもしもやけになりやすい理由  しもやけは真冬よりも、冬の初めやこれから春にかけての時季に多くなります。その理由は、一日の寒暖差が大きく、最低気温と最高気温の差が10度以上ある時に発症しやすいため。頻回な寒冷刺激、気温差で血液の循環が悪くなることで起こります。  しもやけというと、耳たぶや頬、鼻の頭など冷たい風にさらされる部位にできやすいイメージですが、実は手袋で守られた手の甲や指、靴を履いている足の指なども油断してはいけません。汗をかいたり濡れたりした際にそのままにしておくと、体温が奪われてしもやけになりやすくなります。きつい靴や靴下を履いている場合は、血行不良で発症する場合も。  とくに冷えやすい末梢はしもやけになりやすいため、自律神経の乱れも影響する場合があります。心当たりがある人や冷え性体質の人は、とくに寒暖差に気をつけましょう。 濡れたまま、冷えたままにしない 日常生活で注意すべきこと 冷えやすい末梢はしもやけになりやすい(写真はイメージ)【写真:写真AC】  しもやけは、大人によく見られる「多形紅斑型(たけいこうはんがた)」と、子どもによく見られる「樽柿型(たるがきがた)」の2タイプがあります。多形紅斑型は指先を中心に赤い発疹や水疱が現れ、患部が青紫色に変色。一方、樽柿型は手足などが真っ赤に腫れ上がります。見た目の違いはありますが、症状はかゆみやジンジンとする痛みを伴うのが特徴です。どちらも治療法は変わりません。気になったら早めに受診しましょう。  しもやけの予防法としては、濡れたままや冷えたままにしないこと、圧迫しないことが大切。また、以下の生活習慣に気をつけましょう。 ・血行が良くなるよう適度な運動をする ・ショウガなど体を温める食材を摂る ・急激な温度変化を避ける  1シーズンに何度もぶり返す人もいます。外で遊ぶことが多い子どもや、動脈硬化・血管の狭小化が進んでいる高齢者はとくに注意しましょう。 ◇神島輪(かみしま・りん) 東京女子医科大学卒業後、同大学病院皮膚科入局。その後、主に美容皮膚科クリニックでキャリアを積んだ後、2019年に水道橋ひふ科クリニックを開院。専門は皮膚科・美容皮膚科・小児皮膚科・アレルギー科。アトピー性皮膚炎やニキビに悩んだ自身の経験から、患者に寄り添った治療をモットーとしている。 Hint-Pot編集部

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