東急本店に幕 広告に込めた思い

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東急本店に幕 広告に込めた思い
55年余り続いた営業を終了した東急百貨店本店 (C)ORICON NewS inc.  きょう1月31日午後7時過ぎ、東京・渋谷の東急百貨店本店の営業が終了した。正面入口の前には報道陣を取り囲むように、幾重にも人垣ができ、拍手も沸き起こる中、鈍い音を出しながら最後のシャッターが下りる瞬間を見届けた。涙でマスクを濡らしている人も見受けられた。 【画像】松任谷正隆が撮影した閉店セールの屋外広告  従業員を代表して稲葉満宏店長があいさつに立ち、「ただの閉店セールで終わらせたくない」と掲げたテーマ「THANKS & LINK」と、屋外広告に使用していた、音楽プロデューサーの松任谷正隆が撮影した屋外広告の写真(同店の従業員が近隣の神南小学校の生徒とともに撮影)について言及した。  「“THANKS”には文字通りお客様への感謝の気持ち、“LINK”にはお客様との絆を大切にし、これからもつながり続けていきたいという思いともう一つ、次の世代に負の遺産を残したくない美しい未来であってほしい、そうつなげていきたいといった思いを込めました」と稲葉店長。  最後に「皆さまをお迎えした55年の間、素晴らしいすてきな出会いに恵まれました。心より感謝申し上げます。全従業員を代表いたしまして、改めましてお礼を申し上げます。長い間、東急百貨店本店を支えてくださった皆様、本当にありがとうございました」と述べ、深々と頭を下げると、拍手が沸き起こっていた。  東急百貨店本店は高度経済成長期の昭和42年(1967年)11月1日に開業。高級衣料品などの品ぞろえで、高級住宅地である渋谷・松濤を背にするロケーションから周辺の富裕層などのニーズに対応。平成元年(89年)にオープンした複合文化施設の「Bunkamura」と共に、最先端の文化や流行の発信拠点として存在感を示してきた。  店の跡地には2027年度の完成予定で高さ164メートル、地上36階、地下4階建ての複合施設が建設され、低層階には商業施設、中層階にはアジアで展開する高級ホテルなどが入るほか、上層階には賃貸住宅が整備される計画となっている。

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