臓器あっせん 患者脅し多額利益か

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臓器あっせん 患者脅し多額利益か
菊池仁達容疑者  NPO法人「難病患者支援の会」(東京)の臓器あっせん事件で、NPO理事長の菊池仁達(ひろみち)容疑者(62)が昨年5月、ベラルーシへの渡航が決まった患者男性について「あと2000万出さないと(移植の仲介を)やらない」「金だけ取ればいい」などと発言していたことがわかった。男性は最終的に移植費用として約8500万円をNPOに支払っており、警視庁はNPOに多額の利益があったとみている。 【一覧】「もっと脅かしてやろうか」…患者が不信感を抱いた、NPO理事長の発言  NPO関係者らによると、患者男性は当時40歳代で、肝硬変の症状が悪化して肝臓と腎臓の移植が必要となり、昨年、NPOのホームページを見て菊池容疑者に連絡を取った。菊池容疑者は男性側にベラルーシの病院の写真を見せ、「帰国後は大学病院に入院できる」などと言って海外移植を勧めたという。  読売新聞は、菊池容疑者とNPO関係者が昨年5月下旬、この患者男性について話した会話の録音記録を入手した。  録音記録によると、菊池容疑者は患者側から苦情を寄せられることがあったなどと明かし、「じゃあ降りる(移植の仲介をやめる)って言ったら黙っちゃって。悪いけど、あと2000万円出さないと俺はやらないよって言ったら、プラス2000万円振り込んできたよ」などと発言。さらに、「ほかに(海外移植を)やるところがないじゃん。うち以外に。俺が降りていいのかよって。もっと脅かしてやろうかと思ったけど、金だけ取ればいいからさ」とも話していた。  男性は昨年4月に着手金として約300万円をNPOに支払った後、同5月に約8200万円をNPOの口座に入金し、ベラルーシに渡航した。その後、同9月1日に首都ミンスクの病院で肝臓と腎臓の同時移植を受けたが、術後に腹膜炎を起こして同28日に亡くなった。生体移植ではなく、現地で死亡した人からの臓器提供だった。  現地の病院に支払われた手術費などは約25万ドル(約3300万円)だったという。警視庁は、交通費や現地滞在費、人件費などを差し引いても、NPOに多額の利益が残った可能性があるとみている。

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[紹介元] Yahoo!ニュース・トピックス - 地域 臓器あっせん 患者脅し多額利益か