下着と同じという人も 脱マスク、広がるのはGWごろ? その心理 | 毎日新聞

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マスクを着用して街を行き交う人たち=東京・銀座で2023年1月20日、手塚耕一郎撮影  政府が推奨するマスクの着用ルールが緩和される。新型コロナウイルス感染拡大前の「マスクなし」が当たり前になるのはいつか。公衆衛生の観点とは別の要因もあり、すぐにコロナ禍前の風景には戻らないとの見立てがある。【安藤龍朗】 強かった同調圧力  「大半の人たちがマスクを外すようになるのは、5月の大型連休ごろではないでしょうか」。桜美林大学の山口創教授(健康心理学)は、そう予想する。政府のマスク着用ルールは3月13日に緩和されるが、「脱マスク」が広がるには、少し時間がかかるとみる。  感染が拡大した2020年、マスクの着用は瞬く間に日本社会に浸透した。「それから3年も着けていますからね。周囲の行動を見て自分の選択を決める、いわゆる同調圧力が日本社会はとても強いと実感しました」  3月中旬を過ぎてもインフルエンザへの感染リスクはあるし、花粉症の季節は続く。「まずは周りを見てから」がベースにあるうえ、コロナ禍でなくても、マスクが必要となる時期だ。このため、山口教授は多くの人は様子見で、すぐには外すことはないとする。 コンプレックス覆う「顔パンツ」  コロナ禍でマスクの着用が当たり前になったことに伴い、外して顔を人前にさらすのは、人前で下着を脱ぐのと同じ。そんな心理状態を比喩的に表現し、マスクはもはや「顔のパンツ」と言われるようにもなった。 山口創・桜美林大学教授=本人提供  山口教授は、コロナ禍前に女子大学生にコンプレックスを感じる顔の部位について、アンケートしたことがある。顔の輪郭、鼻、口、額、目――の順に、劣等感を感じる割合が高かった。「女性は男性よりも『見られる』ことを意識します。恥ずかしいと感じている場所を、ちょうどマスクが覆い隠しているんですね」  大阪市の大学1年生の女子学生(19)は、今後も日常的にマスクを着け続けるとし、「化粧をしていたとしても、初対面の人に顔の全てを見られることに抵抗感があります」という。  山口教授はマスク生活が続いたことで、「感情をあまり見せない浅いコミュニケーションでやってきた。それが普通になりました」と指摘する。「『急に誰かと仲良くしなさい』と言われても難しいでしょう。『急にマスクを外しましょう』と言われるのは、それに近い感覚かもしれません」とも話している。

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