不適切研究 古川飛行士を戒告処分

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不適切研究 古川飛行士を戒告処分
古川聡・宇宙飛行士  古川聡宇宙飛行士(58)が研究実施責任者を務めた宇宙医学実験でデータの書き換えや捏造(ねつぞう)があった問題で、宇宙航空研究開発機構(JAXA(ジャクサ))が古川氏を戒告の懲戒処分にしたことが11日、わかった。古川氏の処分についてJAXAは「個別に公表する対象ではない」としているが、12日に本人が記者会見を開いて自ら説明し、謝罪する見通しだ。  研究は、一般人に閉鎖環境で2週間過ごしてもらい、ストレスの蓄積具合を調べることが目的だった。2016~17年に計5回実験が行われ、40人が参加した。その後、血液検体の取り違えなどが発覚し、19年に研究が中止された後、20年に外部からの指摘でデータの書き換えや捏造が発覚した。  JAXAの説明によると、古川氏はデータを直接扱う立場になく、20年まで不適切行為に気づいていなかったとしている。だが、JAXAは古川氏に監督責任があると判断し、10日付で戒告処分とした。古川氏は今年、国際宇宙ステーション(ISS)で2度目の長期滞在を控えているが、変更はしない。  JAXA広報部によると、懲戒処分には重い順に「解雇」「停職」「減給」「戒告」がある。内部規定では減給と戒告は個別に公表する対象ではないという。  一方、JAXAは11日、書き換えに関わった男性研究員(53)について「研究全体の科学的価値を毀損(きそん)した」として、古川氏よりも重い停職2週間の懲戒処分にしたと発表した。また、山川宏理事長と鈴木和弘副理事長を厳重注意、有人宇宙技術部門担当の佐々木宏理事を訓告の処分とした。3人は給与1か月分の1割の受け取りを辞退する。山川理事長は「(研究に参加した人の)善意を裏切る結果となり、深くおわび申し上げる」とコメントした。

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