佳子さま28歳 受け継いだ役割

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佳子さま28歳 受け継いだ役割
12月2日・赤坂御用地 宮内庁提供 秋篠宮家の次女・佳子さまは、29日、28歳の誕生日を迎えられた。 オンラインの行事が中心だった去年までと比べ、外出を伴う活動が増え、お住まいに立ち寄らず、地方から都内の行事へと“はしご”されることもあった。新たな行事への出席など、活動の幅を広げられた佳子さまの1年を振り返る。 【画像】「装い」を行事に合わせる心配りも。28歳の佳子さま。この1年を振り返る画像はこちら。 <新たな行事への挑戦> 今年1年、佳子さまが足を運ばれた東京都外の行事は7件、都内の行事は17件(宮中祭祀や宮殿行事などを除く)。オンラインが中心だった去年はいずれも0件で、この中には初めて臨まれる行事も多く含まれ、佳子さまは各地でのあたたかな出迎えを「ありがたくお思いになった」という。 ことし6月、佳子さまは「日本乳癌学会」の式典に出席された。学会の関係する式典への皇室からの出席は初めてで、佳子さまが医療関係の行事に臨まれるのも初めてのこと。おことばの中では「私もこの催しをきっかけに「セルフチェック」と検診の、方法や重要性について知ることができました」とご自身の話を交えながら、正しい知識の普及を呼び掛けられた。 <姉・眞子さんから”受け継ぐ”役目> また、去年結婚し、皇室を離れた姉の小室眞子さんから受け継いだ総裁職の実務にあたられることも増えた。 9月には、日本工芸会の総裁として初めて総裁賞などの作品を選び、授賞式に臨まれた。選考にあたり、佳子さまは各部門について熱心に説明を受け、準備されていたという。日本伝統工芸展以外にも、工芸品にまつわる展覧会に足を運ばれていて、日本工芸会副理事長で人間国宝の室瀬和美さんは「総裁に就任されてからも、毎回予定時間を超えて熱心に説明を聞き、作品を見るだけでなく一つ一つに質問を出される。本当にご興味がある感じがした」と話していた。 10月には、これも眞子さんから引き継いだ「日本テニス協会」の名誉総裁として初めて「楽天・ジャパン・オープン」の男子シングルス決勝を観戦された。他の観客とともに手拍子などで会場を盛り上げられていたのが印象的だった。さらに、10月下旬の週末には「全日本テニス選手権」の女子シングルス決勝を観戦された。 「全日本テニス選手権」の会場到着から遡ること十数時間、佳子さまは奈良県を訪れられていた。夜に行われた春日大社春日若宮遷座祭に参列し、翌朝羽田空港から有明の試合会場に直行、更にその翌日には、全国障害者スポーツ大会を観戦するため栃木県を日帰りで訪れるなど、行事をはしごしてスケジュールをこなされていた。 ある側近幹部は、「せっかく依頼を受けた行事を、予定があるからという理由でお断りするのではなく、工夫して移動することで出席出来るようになさっていた」と話していた。 11月には、天皇皇后両陛下の長女・愛子さまとともに宮内庁楽部の秋季雅楽演奏会を初めて鑑賞された。宮内庁楽部の雅楽はユネスコの無形文化遺産にも記載されている。同世代のいとこ2人で行事に臨まれるのは初めてで、愛子さまから話しかけられた佳子さまが笑顔で応じたり、一緒に説明を聞かれたりと、演奏会は和やかな雰囲気に包まれていた。雅楽演奏会を初めて鑑賞された愛子さまにとって、佳子さまの存在は心強かったのではないか。 <深まる手話との関わり> 9月、佳子さまは立て続けに手話に関する高校生のコンクールに出席された。 鳥取県で行われた「手話パフォーマンス甲子園」は第1回から参加しているもので、出場した高校生とにこやかに交流された。高校生に感想を聞くと、一言目に出てきたのは「(佳子さまは)非常に魅力的な手話をされます」「手話は非常にお上手で、とてもスムーズに楽しい会話ができました」と手話に関する感想で、佳子さまとの交流を楽しそうに振り返っていた。 最初の頃の映像を振り返ると、佳子さまは手話を丁寧に確かめたり、時折手話通訳を交えたりしながら、高校生や関係者と会話されていた。それからおよそ8年。全日本ろうあ連盟への就職も経て、使用する言語としてのトレーニングも積んだのだろうか、今年の交流では、手話で何回か言い換え、口元がよく見える透明なマスクを着用し、さまざまな表現を駆使しながら手話通訳を交えることなく談笑されていた。 <「装い」への心配り> 10月、佳子さまは栃木県で開催された国体の閉会式に初めて臨まれた。 今回の大会の愛称「いちご一会とちぎ国体」に合わせたいちごカラーの鮮やかなワンピースが話題を呼んだが、これまでも佳子さまはそれぞれの行事を考慮した衣装選びをされているように見える。 例えば、長年出席を重ねている手話の行事ではシンプルかつ色味の少ない服装が多く、手話が見えやすいように、という配慮が見られる。緑化に関する行事ではグリーンの装い、乳がんに関する式典では啓発活動で用いられる“ピンクリボン”を思わせる淡いピンクなど、訪問先や行事に合わせた、装いへの心配りがうかがえる。 <佳子さまの“願い”> 佳子さまは、役割が増える中どのような思いで公務に臨まれているのか。 今年行われたガールスカウトのイベントで佳子さまは、SDGs(持続可能な開発目標)などについて触れた上で「ジェンダー平等が達成され、誰もがより幅広い人生の選択肢を持てるようになることを、自らの可能性を最大限に生かす道を選べるようになることを、そしてそれがあたりまえの世界になることを切に願います」と述べられた。 そして、手話のコンクールでは「手話言語に対する理解がより一層深まり、誰もが安心して暮らすことのできる社会になることを願っています」と述べられていた。 ジェンダー平等や皆が安心して暮らせる社会の実現などへの願いは、これまでも度々言葉にされている。側近によると、佳子さまはこうした思いを胸に活動を重ねる中で、「その思いをますます強めていらっしゃるご様子」なのだという。 ある宮内庁幹部は多くの行事に臨まれた佳子さまの1年を「初めての行事も多かったが、いつも丁寧に、熱心に取り組まれている」と振り返り「明るく華やかな佳子さまの雰囲気」をきっかけに耳の聞こえにくい人たちを取り巻く環境など、行事の内容に関心を持った人もいるのではないか」と期待を寄せた。 成年皇族となられてから8年。受け継いだ公務以外にも新たな分野にも挑戦し、活動の幅を広げられている。 (フジテレビ社会部・宮内庁担当 髙澤真澄) フジテレビ社会部

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[紹介元] Yahoo!ニュース・トピックス - 主要 佳子さま28歳 受け継いだ役割