医師不足 釧路の精神科で異常事態

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医師不足 釧路の精神科で異常事態
■閉院で患者800人を振り分け 釧路市の市街地=2021年12月撮影  釧路管内で精神科の閉院や縮小が相次ぎ、外来の新規患者の診療が3カ月~半年、予約待ちの状態が続いている。新患を受け入れていた9医療機関のうち今年、1病院が外来を縮小、1医院が閉院。医師不足のため、根室管内でも町立中標津病院精神科が来年1月から新患受け付けを取りやめるなど、影響が広がっている。 【動画】特別塗装機「雪ミク」、札幌・丘珠空港に HAC就航25周年記念  釧路管内では5病院、4医院が精神科の新患を受け入れていたが、今年4月、釧路赤十字病院精神科が、医師の派遣元の札医大が医師不足のため常勤医3人を引き上げたため、外来を縮小。同病院では現在、出張医が再診のみ対応し、新患は月に1度の「もの忘れ外来」で認知症患者のみ受け付けている。7月にはくしろメンタルクリニック(釧路市)の院長が亡くなり、閉院。同医院には患者約800人が通っており、釧路市医師会や保健所が患者の振り分けに奔走した。  根室管内では、町立中標津病院が常勤医の退職で1月以降、精神科の新患の受け付けを休止する。近くでは町立別海病院に精神科があるが、同病院は「非常勤による週3回の診療体制で、余裕はない」と患者増を懸念する。 ■地方で開業希望の医師少なく  釧路市内の精神科外来は数年前から混雑が続いていたが、現在はさらに予約がとりにくくなった。市内の病院の精神科男性医師は「以前から3カ月待ちもざらだった。今はそれ以上で異常事態だ」と話す。精神科に通う市内の40代女性は「あまりにも予約が取れず、周囲には帯広の病院に行く人もいる」と言う。  精神科には認知症やうつ病、発達障害などの患者が通う。医療関係者によると、昔に比べ統合失調症の患者は減少したが、近年は精神科に通う心理的ハードルが下がったこともあり、全体の患者数は減っていないという。

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