堺ひき逃げ 翌朝の車に異変と住民

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堺ひき逃げ 翌朝の車に異変と住民
大阪府警が押収した猪木康之容疑者が運転していたとされる乗用車=堺市中区の府警中堺署で2022年12月28日午後6時28分、木島諒子撮影  堺市中区の市道で27日深夜、防犯パトロール中だった男性4人が死傷したひき逃げ事件。逮捕されたのは、現場近くに住む猪木康之容疑者(49)だった。どんな人物なのか。 【ひき逃げ現場の見取り図】  建設作業員として働いていた猪木容疑者。近隣住民らによると、自宅周辺では作業着姿がよく見られ、事件直後の28日朝もトラックで出かけるところを目撃されていた。散歩の際、猪木容疑者の自宅前をよく通るという女性は「あんな事件を起こしたのだとしたら、どうして仕事になど行けるのか」と憤った。  別の70代女性は28日、容疑者宅に止められた乗用車の異変に気付いた。普段なら道路に面したガレージにバックで止まっているが、この日は逆向きで、道路側からフロント部分が見えなかったという。府警が押収した車の前部は壊れており、女性は「事件の痕跡を隠すつもりだったのか。サイドミラーは折れ、窓ガラスにもひびが入っていた」と証言した。  「寡黙でおとなしい」「自宅で洗車する様子を見かけるぐらい」。住民らの猪木容疑者の印象は薄い。町内会にも加わらず、近隣との交流は少なかったという。【横見知佳、郡悠介】  ◇「地域に欠かせない人」献花台に手合わせ  現場付近には献花台が設けられ、花束やビールが供えられた。手を合わせた人からは「ひどい事件だ」と怒りの声が相次いだ。  容疑者の逮捕を受け、地元町内会の谷野一彦会長(64)は「被害者やご遺族の心痛を考えると逮捕で解決とは思えず、言葉にならない」と憤りを隠さない。亡くなった山中正規さんと村上伸治さんについて「地域に欠かせない人だったことは、献花やお供えの数が表している。今はご遺族を支えていくことしか考えられない」と話した。  亡くなった山中さんは、地元の子供会でソフトボールを教える監督だった。別のチームを率いる男性(54)は献花台を訪れ、「山中さんはいつもニコニコしていて、チームの雰囲気も良かった。懇意にしてもらったので感謝の気持ちを伝えるために来た」と話した。事件については「ひどすぎる。ドライバーとして、逃げるのは絶対にいかん」と語気を強めた。【清水晃平、高良駿輔】

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