松本零士氏 ペンネーム込めた思い

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松本零士氏 ペンネーム込めた思い
松本零士さん(2020年1月21日、公式ツイッター用に愛猫の4代目ミーくんと共に撮影)=東映提供  果てしない宇宙を舞台に人間のドラマを描き、憂いを帯びた神秘的な女性像でも人気を博した漫画家の松本零士さんが、13日に85歳で亡くなった。ペンネームには「午前0時を過ぎないとアイデアが浮かばない」現実に加え、「ゼロ歳児の感性を忘れまい」との自戒を込めていた。 【高井美紀さん、豊田章一郎さん…2023年に亡くなった方々】  原点は、幼少期を過ごした北九州市小倉北区。アニメ映画や米国のコミックに熱中し、小学生の頃から毎日新聞西部本社への出入りと漫画投稿を重ねて「天才少年」と呼ばれた。福岡県立小倉南高校在学中に毎日小学生新聞(西部版)でデビュー。「虫の世界」「アリとミツバチ」などを連載し、その原稿料で学費をまかなっていた。  18歳で上京。著書によるとこの時、小倉駅発の夜行機関車から眺めた風景が「星雲の中を走る」ように見え、後の「銀河鉄道999」の構想につながったという。永遠の命を求める少年・鉄郎が、謎の美女メーテルに導かれて銀河超特急999号に乗り、惑星から惑星へと旅をする――。壮大な物語が世界的なブームを呼び、細身に憂い顔のメーテルはアニメにおける女性像の原形ともなった。  19世紀ドイツの作曲家リヒャルト・ワーグナーへの傾倒でも知られ、作品世界に影響を受けただけでなく、伝記も執筆。ワーグナーの代表作である楽劇「ニーベルングの指環(ゆびわ)」をモチーフにした同名漫画も発表している。  生涯を通じて子供たちに心を寄せ、「若い世代の夢の力を結集すれば、未来は変わる」と訴え続けた。【広瀬登】

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