死んだクジラ 市長「海に帰す」
死んだクジラ 市長「海に帰す」
大阪湾に浮かぶクジラ=大阪市西淀川区で2023年1月13日午前10時50分、本社ヘリから北村隆夫撮影
大阪市の松井一郎市長は17日、大阪湾の淀川河口付近で死んでいるのが確認されたクジラの死骸について、沖合に沈める方向で検討を進めていることを明らかにした。同日中に最終決定する。
【写真まとめ】迷いクジラ「淀ちゃん」、死ぬ
市役所で記者団の取材に答えた。松井氏は「海から来たので海に帰してあげたい。今週中には作業を終えたい」と述べた。爆発を避けるために体内にたまったガスを抜いた上で沖合まで運んで海に沈めるという。
クジラは全長推定15メートルのマッコウクジラで、湾に迷い込んだとみられる。9日に目撃されたが徐々に動かなくなり、13日に市が専門家を派遣して死んでいるのを確認した。
市によると、死骸は上流方向に漂流し、16日時点で淀川の川岸付近まで流れ着いているという。
SNS(ネット交流サービス)ではこのクジラを「淀ちゃん」と呼び、「なんとか元気になって沖に戻れますように」「頑張れ」などの投稿が相次いでいた。【野田樹】
[紹介元] Yahoo!ニュース・トピックス - 主要 死んだクジラ 市長「海に帰す」