露民間兵が亡命申請 脱出経緯語る

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露民間兵が亡命申請 脱出経緯語る
まるでハリウッド映画のような話だ――。ロシアの民間軍事会社ワグネルの元指揮官で、ウクライナで戦闘に従事したアンドレイ・メドベージェフ氏が、ノルウェーへ脱出し亡命を求めている。 メドベージェフ氏は、ワグネルがウクライナ戦争から脱走を試みた受刑者らを射殺したり、見せしめのためにほかの受刑者の前で撃ったと証言。さらに自身が国外脱出する際、追跡者の銃弾をかわしながら、凍った湖の上を走って逃げたことなどを明かした。 メドベージェフ氏の亡命に協力したという人権団体は、同氏の証言をロイターに提供した。 「2022年7月6日、私はこの会社と契約を結び、ウクライナへ出発した。 第7突撃隊第4小隊に配属され、第1分隊長になった。そこで8月、ロシア連邦内の刑務所から兵役に就く受刑者を連れてくるという任務にあたった。 実際に服役囚を連れてくると、彼らの態度が変わった。もはや私たちを人として扱わなくなった」 「会社は、一方的に私との契約内容を変更した。私の意向も確認せずに、6カ月、8カ月と延長した。その後、私はそこで起きていることが嫌になり、会社の承諾を得ずに辞めた」 「けがをして入院していた受刑者が脱走を試みて射殺された事例を、確かに3件知っている。また訓練場では10人が、到着したばかりの受刑者の目の前で撃たれた。『彼らは裏切り者だ、戦うことを拒めばどうなるのか見てみろ』という見せしめだった」 ロイターは、メドベージェフ氏の証言の真偽を検証できなかった。また同氏は、従軍したウクライナの具体的な地名を明かしていない。 この民間軍事会社は、ロシアの刑務所で受刑者をリクルートしていることで知られている。創設者のエフゲニー・プリゴジン氏は、契約を満了した受刑者に自由を与えている。孤児として生まれ、ロシア軍に所属していた経歴を持つメドベージェフ氏も、ワグネル勤務前は刑務所で服役していた。 プリゴジン氏は、メドベージェフ氏について声明で「受刑者を虐待した」「危険人物」で、同社のノルウェー部隊に勤務していたとしている。 昨年11月、ワグネルの戦闘員が、ハンマーで男性を殴り殺す様子を撮影した映像が拡散したが、メドベージェフ氏によると殺された男性は、彼の部隊の隊員だったという。 メドベージェフ氏は、ロシア連邦保安庁とワグネル内部の保安部門から追跡を受けながらも、しばらくはロシア国内に潜伏していたという。そしてノルウェーへの脱出を決意した。 「フェンスを2つ乗り越えた。カモフラージュのため白いガウンを着ていた。フェンスを越えた後、森に入った。 湖の氷の上を渡ろうとしたとき、犬が吠えた。振り向くと、150メートルほど離れた場所に懐中電灯を持った連中が私を追いかけてくるの見えた。私は森に沿って反対方向へ走った。水面に 張った氷の上を逃げたかったが、まだ凍っていない場所があるのが見えた。私はさらに森を走り、氷が厚く張っている場所に近づいた。銃声が2度聞こえ、銃弾がかすめた。私は携帯電話を壊して、森の中に投げ捨てた。そして湖を横切って、住宅の明かりが見えるほうへ逃げた」 「苦痛の中で死ぬのが怖い。彼らが何をするかって?殺すのさ。私は彼らにとっておしゃべりなのさ。逃げられたのは奇跡だと思う」 メドベージェフ氏を担当するノルウェーの弁護士によると、国境を越えた際、同氏は住宅に逃げ込み、そこに住んでいた女性が警察への連絡を助けてくれたという。ノルウェー当局は、外国人による不法越境事案があったことは認めている。

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