「女王メアリー」の暗号書簡解読

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「女王メアリー」の暗号書簡解読
スコットランド女王メアリーが使用した暗号の一部。ジョージ・ラスリー氏、ノルベルト・ビエルマン氏、友清理士氏公開(2023年2月7日入手)。【翻訳編集】 AFPBB News 【AFP=時事】国際的な暗号解読チームが今週、英国史上最も論争の的となってきた人物の一人、スコットランド女王メアリー(Mary, Queen of Scots、メアリー・スチュアート、Mary Stuart)による書簡を発見し、暗号を読み解いたと専門誌「クリプトロジア(Cryptologia)」で発表した。 【写真】スコットランド女王メアリーの暗号  メアリーが暗号で書いた書簡が存在することは長年、うわさされていた。今回発見された書簡は、フランス国立図書館(BNF)のデジタルアーカイブで誤って分類されていた。57通に及ぶ書簡には約5万語の未知の単語が含まれていた。  カトリック教徒のメアリーは、プロテスタントのいとこであるエリザベス1世(Queen Elizabeth I)を脅かす存在と見なされイングランドに幽閉され、1587年にエリザベス1世の暗殺を企てたとして斬首刑となった。暗号化された書簡は幽閉中の1578年から1584年に書かれた。  書簡を解読したのは、国際的な暗号解読プロジェクト「ディークリプト(DECRYPT)」のメンバーである3人の暗号研究家、ジョージ・ラスリー(George Lasry)氏、ノルベルト・ビエルマン(Norbert Biermann)氏、友清理士(Satoshi Tomokiyo)氏。  フランス国立図書館のデジタルアーカイブで、16世紀前半のイタリアの文書と分類されていた暗号書簡が発見されたのは偶然だった。「フランス国立図書館でメアリー・スチュアートの資料を探そうと思っていたとして、一番行きそうにない場所だ」とラスリー氏はAFPに語った。  チームはまず、文章がイタリア語ではなくフランス語であることに気付いた。女性形が使用されていたことから書き手は女性で、「私の自由」「私の息子」といったと表現から、幽閉され子どもがいる人物と考えられた。  突破口となったのは「Walsingham(ウォルシンガム)」という単語だった。

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[紹介元] Yahoo!ニュース・トピックス - 科学 「女王メアリー」の暗号書簡解読