ウサギ思い ニンジンやめた動物園

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おいでよ徳山ZOO~飼育日記 柴田智子さん 乾草を食べるウサギ  私は昨年、約10年ぶりにウサギの担当になりました。数カ月が経過したころ、ふんの状態が芳しくないウサギが増えてきたのが気になり始めました。当園では長年、人工飼料を主食に、ニンジンや青菜といった野菜や生の牧草などを与えてきましたが、給餌の見直しが必要なのではと考えました。 【画像】ウサギの拡大写真と柴田さん  そこで、ニンジンなどの野菜を与えるのをやめました。イネ科の牧草を干したもの(以下、乾草と書きます)を中心に、人工飼料と青々とした新鮮な牧草を補助的に与えています。  乾草が中心では、栄養のバランスが大丈夫なのかと思われるでしょう。ところが、ウサギは発達した盲腸の中にいる腸内細菌の力を借りて、乾草から十分な栄養を取り出すことができるので大丈夫です。  ニンジンは火を通すと甘くなります。甘くなるということは、糖質を含むということです。糖質を多く含む食品は、ウサギの腸内細菌のバランスを崩すとされるので、与え過ぎない方が良いのです。  水分の多い葉物野菜も満腹になりやすく、食べてほしい乾草を食べる量が減ってしまいます。野菜を与えると喜ぶのですが、健康には代えられません。  乾草を食べることは、栄養以外にも良いことがたくさんあります。まず、一生伸び続ける歯が削れて、正常な長さに保つことができます。人工飼料を食べる時は顎を縦に動かすのに対して、乾草を食べる時は顎を横に擦り動かす本来の動きができるので、歯のトラブルが発生しにくくなります。  また、乾草は繊維質が多いので、胃腸の動きを活発にしてくれます。ウサギは、のみ込んでしまった自分の毛が腸内にとどまることがあるのですが、胃腸の動きが良いと、毛もふんと一緒に排出されやすくなります。  医食同源と言ってもよいのではないでしょうか。給餌内容を変更した後、ほとんどのウサギはふんの状態が良くなりました。 中国新聞社

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