渋谷TOEIが閉館 69年の歴史に幕

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渋谷TOEIが閉館 69年の歴史に幕
閉館した映画館「渋谷TOEI」 東京・渋谷の街で69年の歴史を誇る、大手映画会社「東映」創立後初の直営劇場「渋谷TOEI」が4日、閉館した。 【写真】イベントで登壇した片岡公生プロデューサーと深作健太監督  この日は、「さよなら渋谷TOEI」と題したイベントが行われ、最終回は、深作欣二監督(2003年1月死去)が手掛け、興行収入31・1億円を記録した映画「バトル・ロワイアル」(00年12月公開)が特別上映されてラストを飾った。同映画は、直営劇場のうちで渋谷TOEIが興収1位だった。  上映前、「バトル・ロワイアル」の脚本とプロデューサーを務めた深作健太監督(50)、片岡公生プロデューサーが登壇。健太監督は「この舞台の上から見る景色は久しぶり。“家”に帰ってきたよう。もうお別れかと思うとさみしい気持ちでいっぱい」と語り、70年近い歴史を刻んだ映画館の閉館を惜しんだ。  また欣二監督を思いながら「最後の上映に(『バトル―』を)東映さんが選んでくれた。親父は来年没後20年。天国で見ていると思う」と感慨深げ。公開当時、前夜に不安になって親子で丸の内TOEIに車で駆け付けると、劇場の周りを若い観客が囲んでいたそうで「(あの時の)親父の顔が忘れられない」と明かした。  「渋谷TOEI」は、「渋谷東映」「渋谷東映地下」として1953年11月18日に新築開業。最初の上映作は、片岡千恵蔵さんと市川右太衛門さん出演の東映初の総天然色映画「日輪」(渡辺邦男監督)だった。改称などを経て、04年10月に「渋谷TOEI(1)」「渋谷TOEI(2)」に館名が変更された。  関係者によると、近年、シネマコンプレックスと呼ばれる複数のスクリーンを持つ大型の映画館が増加し、最近では新型コロナウイルスの影響で来場者が減少して運営が厳しかったという。  また最終上映作「バトル・ロワイアル」のチケットは、2日午前零時からオンラインで販売され、同日午前7時に220席が完売した。  閉館後は、来年4月10日から27年度中(時期未定)休館となるBunkamuraル・シネマが、「Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下」として来年初夏より営業が開始される。 中日スポーツ

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